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【茨城】

陶芸大卒の若手作家を支援 笠間市が「修行工房」を格安で提供 

笠間で独立を目指す若手陶芸家のために開設された「nido」

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 笠間市の県立陶芸大学校を出て独立を目指している若手作家を支援するため、市は貸し工房「笠間陶芸修行工房スタジオnido(ニド)」を開設した。最初の利用者となる陶芸大学校の卒業生五人は「すてきな施設を整備してもらった」「精いっぱい制作に励む」と飛躍を誓っている。

 陶芸大学校では今春、陶芸学科の一期生が卒業したが、すぐに自分の作陶拠点を構えるのは経済的に難しい上、窯元への就職も限られている問題があった。

 市では、卒業生に笠間に定着して創作活動を続けてもらうため、市内にある窯元の「奥田製陶所」の工房などを借り上げ、格安で提供することにした。

「nido」の最初の利用者となる新島さん(左)ら=笠間市で

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 nidoとは、イタリア語で「巣」の意味で、若手作家にこの場所から羽ばたいてほしいとの願いが込められている。施設一階にはガス窯などが備え付けられ、二階は作業スペースになっている。工房の隣にはギャラリーもある。施設の定員は九人で、利用は最長三年。窯などは有料で一般にも開放する予定だ。

 五日に開かれた記念式典で、山口伸樹市長は「技術を磨いて大きく成長してほしい」と期待を寄せた。最初の利用者の一人で、土浦市出身の新島佐知子さん(37)は「仲間の作業を見られるので刺激になる」と、創作活動へ意欲を燃やしていた。 (越田普之)

 

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