東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 茨城 > 記事一覧 > 5月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【茨城】

廃校体育館がギャラリーに 石井竜也さん命名、北茨城に「期待場」

テープカットに合わせて風船を飛ばし、ギャラリー「期待場」の完成を祝う関係者ら=北茨城市で

写真

 北茨城市出身で、バンド「米米CLUB」のボーカルやアーティストとしても活躍する石井竜也さん(58)が1日、廃校を活用したギャラリー「期待場(きたいば)」のオープニングセレモニーに出席した。「期待場」は、市名に掛けて石井さんが命名。オープンに合わせ、自らの作品3点を展示した石井さんは「子どもたちのアート心を上げる取り組みもしたい」と抱負を語った。 (鈴木学)

 期待場は旧富士ケ丘小学校を改装。校舎部分は陶芸窯やろくろ室、アトリエを備え、体育館はギャラリーに模様替えした。事業費は約三億五百万円。市の生涯学習センター分館で芸術館の位置付けだ。

 石井さんは高校卒業後、画家を目指し上京。音楽活動に加え舞台美術やイベントプロデュース、衣装、アクセサリーなど幅広く手がけ、映画監督も務めた。近年はダルマを使ったオブジェ「顔魂(かおだま)」の制作に取り組んでいる。

 展示も「顔魂」作品で、コイが竜になる瞬間を表現したという「竜神伝説」をはじめ、「河童(かっぱ)幻想」「TAHIMAGO」と題した計三点。高さは一一〇〜一四二センチ。制作には三カ月以上かかり、作品数は計約四百点に上るという。

「顔魂」と名付ける自作を紹介する石井さん=北茨城市で

写真

 顔魂にはその時々の自身の内面が映し出されるようで、東日本大震災後は、作品の命とも言える顔のある作品がしばらく作れなくなった、と明かす。

 期待場には、これからが期待される子どもたちの希望の場所として存在してほしいとの願いも込めたそうで、ライブのほか、子どもたちに絵を教えたり、一緒に顔魂を作ったりもしたいという。少子化で学校の統合が相次ぐ中「建物を壊さず、若いアーティストや子どもたちにアートを関わらせるこの動きが、日本中へ広がっていけば」と話していた。

 開館時間は午前十時〜午後三時。入場無料。月曜休館。問い合わせは市生涯学習センター本館=電0293(46)1234=へ。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報