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【茨城】

「仏性寺観音堂・仁王門〜」など 県指定文化財、新たに3件

仏性寺観音堂(県提供)

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 県教育委員会は、江戸時代に建てられた「仏性寺観音堂・仁王門附(つけたり)観音堂宮殿(くうでん)・棟札(むなふだ)」(八千代町)と、画僧の雪村周継(せっそんしゅうけい)筆「紙本著色金山寺図屏風(びょうぶ)」(笠間市)を県有形文化財に、戦国時代に常陸国を統一した佐竹氏家臣の城館跡「石神城跡」(東海村)を県史跡に指定した。今回を含め県指定文化財は六百九十一件になった。

 県教委によると、仏性寺は七三九(天平十一)年の草創と伝えられる天台宗寺院。観音堂は一六八〇(延宝八)年、仁王門は一七七四(安永三)年の建立ながら保存状態が良く、両方がセットで残るのは貴重で、宮殿は装飾性が高い。楼門形式の仁王門は県内では珍しいという。

雪村周継筆の紙本著色金山寺図屏風(県提供)

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 「紙本著色金山寺図屏風」は笠間稲荷神社で所蔵され、縦一三八・五センチ、横三二一・二センチの六曲一隻。雪舟と並んで語られることもある雪村の晩年、十六世紀後半の室町後期の作。幻想的な景観の中に、直線を駆使した楼閣や空間の広がりを示す波などが描かれている。雪村の作品の県指定は三件目となる。

 石神城跡は、佐竹氏家臣の石神小野崎氏が在城した城館跡。十五世紀半ばにはあったとされ、関ケ原の戦いの後、佐竹氏が国替えで出羽国に移るまで石神小野崎氏が守備した。 (鈴木学)

 

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