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【茨城】

訪日客増加、利便性向上へ TXを茨城空港に延伸を

茨城空港への延伸が議論になっているつくばエクスプレス。手前は万博記念公園駅=つくば市で(昨年10月31日、本社ヘリ「おおづる」から)

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 つくばエクスプレス(TX)を茨城空港(小美玉市)に延伸させることを目指し、小美玉市と周辺六市議会の正副議長が七日、期成同盟会を設立した。土浦市での設立総会で、会長に就任した小美玉市議会の市村文男議長は「団結は心強く、空港延伸の早期実現にまい進する」と決意表明した。ただ、費用負担や採算、ルートをどうするかなど課題は多い。 (越田普之)

 TXは、県も出資している第三セクターの首都圏新都市鉄道(東京都千代田区)が運行し、東京・秋葉原駅とつくば駅(つくば市)を結んでいる。秋葉原駅から東京駅への延伸は、国土交通省の審議会で「意義がある」とされているが、つくば駅からの県内延伸については議論が進んでいなかった。

 一方、茨城空港は、訪日外国人客の増加を背景に、羽田、成田空港を補完する役割が期待されている。市村議長は、TXの直結で「首都圏第三の空港」の利便性を高めるとともに、人口増加や産業活性化につなげたいとして、周辺市議会の議長らへ同盟会の結成を働き掛け、賛同を得ていた。

 同盟会には小美玉市に加え、土浦、石岡、つくば、かすみがうら、行方、鉾田の各市の正副議長が参加した。この日の総会では、設立趣意書や規約を決定。今後、必要に応じて会合を開き、県や国などへの要望活動を展開していく。

 市村議長によると、現時点で具体的な延伸ルートは議論していない。ただ、同盟会に名を連ねた七市すべてを経由することは想定していないという。

 来賓であいさつに立った小美玉市の島田穣一市長は「首長会でもこうした問題に取り組み、みなさんと結果を出すべく努力したい」と、歩調を合わせる考えを示した。

 大井川和彦知事は、昨年の知事選の公約にTXの県内延伸を盛り込んだ。昨年十二月の定例県議会でも「挑戦すべき大きなテーマ。ルートや財源など幅広く検討し、あらゆる可能性を模索したい」と意欲的な姿勢を打ち出している。

 首都圏新都市鉄道の広報担当者は、延伸について「まだ県から投げかけはなく、会社としても動いていない」とコメントした。

 

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