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【茨城】

「常陸川水門 流入の妨げに」 シラスウナギ資源再生で講演会 土浦

霞ケ浦のウナギについて説明する浜田さん=土浦市で

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 全国的に漁獲量が減少しているシラスウナギと、霞ケ浦の開発との関連をテーマにした講演会が二十日、土浦市内で開かれた。約三十人が参加し、NPO法人「霞ケ浦アカデミー」の監事で、長年ウナギの研究をしてきた浜田篤信さんが登壇し、シラスウナギの資源再生などについて考えた。

 シラスウナギは、生後半年から約一年程度のニホンウナギの稚魚。海で生まれ、成長すると海流に乗り、淡水の河川に入って成長する。一九六〇年ごろの全国のシラスウナギの漁獲量は年間約二百トンだったが、半世紀後の現在は数トン。霞ケ浦などの県産も、全国と同じく激減しているという。

 理由について、浜田さんは、霞ケ浦や北浦から太平洋に注ぐ常陸利根川を左右両岸から分断する常陸川水門に着目。常陸川水門によって、海水が霞ケ浦方面に逆流しないようにしていることに触れ、「シラスウナギは逆流によって霞ケ浦に入ってくるのに、水門によって流入できなくなった」と指摘した。

 講演後、浜田さんは取材に「シラスウナギは大潮の時にまとめてやってくる。水門を開けるタイミングなどを考慮できれば資源を再生できるのではないか」と話した。 (山下葉月)

 

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