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【茨城】

2億円…最新電子顕微鏡 つくばの物材機構が民間企業と共同レンタル導入

物材機構がレンタルで導入した最新の電子顕微鏡=つくば市で

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 物質・材料研究機構(つくば市)は今月から、高額な最新の電子顕微鏡をレンタルで導入し、民間企業と共同利用する取り組みを始めた。レンタル費は国や機構からの公的資金を使わずに、参加企業に分担してもらう。国内初の取り組みという。

 機構によると、導入した電子顕微鏡は数百万倍に拡大し、素材の原子の構造などを分析できる。ただ、購入すれば、価格は約二億円に上る。

 顕微鏡を利用する民間企業に、一社につき年間三百五十一万円の利用料を支払ってもらい、リース会社「オリックス・レンテック」(東京都品川区)からレンタルした。

 参加企業は、機構が持つ他の関連機器三台も利用できる。費用を分担することで、機構も参加企業も、高額な費用を負担せずに、最新鋭の機器で新たな素材の研究開発などができる。既に素材メーカーなど六社が契約し、他にも二社が契約を協議している。 

 担当の竹口雅樹・電子顕微鏡ステーション長は「日本は『自前主義』で設備を購入していたが、高額な機器は民間とシェアする雰囲気が出てきた。定期的に機器を更新しやすくなり、常に最新の装置による研究開発ができる」と話した。 (宮本隆康)

 

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