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【茨城】

五輪の夢一緒に つくば市民有志ら、筑波大院生・体操の宮地選手の後援会

筑波山神社で今後の活躍を誓う宮地さん(左)と広瀬会長=つくば市で

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 2020年東京五輪の体操競技出場を目指す筑波大大学院生の宮地秀享(ひでたか)さん(23)を支援しようと、つくば市民有志らが後援会を発足させた。企業チームに所属しない宮地さんの大会参加費などを援助し、練習環境を整える狙い。「可能性が1%でもあるなら目指したい」と意気込む宮地さんと、有志が一緒になって夢を追い掛ける。(宮本隆康)

 宮地さんは愛知県半田市出身。高校時代は無名、筑波大入学後はけがに苦しんだ。昨年秋の世界選手権で初めて日本代表に選ばれ、鉄棒で最高難度の新技を成功させ、技は「ミヤチ」と命名された。「代表に選ばれるまで東京五輪の『と』の字も考えていなかった」が、五輪を狙える選手に成長した。

 練習の傍ら、中高一貫校の非常勤講師と、体操教室の指導者のアルバイトをしている。多くの有力選手のように企業チームに所属していないため、国内大会の参加費や交通費、宿泊費は自分で工面しなければならない。

 宮地さんと知り合い、この状況を知ったつくば市の不動産会社会長の広瀬正さん(63)らが、三月に後援会を発足させた。現在の会員は五十人ほどで、寄付を募り、国内大会の費用を用意する。

 また、「もっと環境を整えよう」と、けががちだった宮地さんの体調管理のためトレーナーを雇った。トレーニング機器を用意し、はり治療に通う費用なども提供している。

 宮地さんは「体調管理の費用は、生活費の中で一番切り詰めていた。以前は自分でアイシングをする程度だったので助かる。最初は支援をプレッシャーに感じていたが、『成績は気にするな』と言ってもらって吹っ切れた」と感謝する。

 後援会長を務める広瀬さんは「少し練習環境の手伝いをする代わりに、東京五輪への夢を分けてもらっている。出場してメダルを取ってもらえたら最高だが、結果より、東京五輪を目指す夢をみんなで共有できたら楽しい」と話している。

 後援会は会員を募集している。問い合わせは後援会のメールアドレス=htaka.miyachi@gmail.com=へ。

 

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