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【茨城】

笠間・筑波海軍航空隊 記念館 旧司令部庁舎から移転開館

テープカットでリニューアルを祝う山口市長(左から3人目)ら=笠間市で

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 戦時中に多くの特攻隊員を送り出した笠間市の筑波海軍航空隊の記念館が三日、旧司令部庁舎から隣接の建物に移転オープンした。式典で山口伸樹市長は、旧司令部庁舎を市の文化財に指定する意向を示した。

 旧司令部庁舎は一度は取り壊しが決まったが、市民有志が県から期間限定で借り受けるなどして、二〇一三年から記念館として利用されてきた。国の補助金を受けたのを機に、県と市が隣の建物を改修し、記念館の機能を移した。

 この日は講演会も企画され、元隊員で特攻隊から出撃した経験を持つ柳井和臣(よしおみ)さんが登壇した。

 柳井さんは、戦時中にもかかわらず洋画上映もあったという意外な隊員の生活を明かす一方、「お国の役に立てるのは特攻しかないと思っていた」と悲壮な覚悟を語った。戦死した仲間を思いやり「やりたいこともあっただろう。生き残った者ができることは慰霊と顕彰だ」と話し、記念館の重要性を強調した。

 記念館には、隊の歴史を紹介するパネルに加え、日記や講義ノートなど、隊員ゆかりの品々が並ぶ。開館は午前九時から午後五時で、火曜休館。入館料は十八歳以上五百円。小学生から高校生が三百円。問い合わせは記念館=電0296(73)5777=へ。 (越田普之)

 

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