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【茨城】

那珂・下大賀遺跡 新たな古墳見つかる 刀や勾玉出土

石室で刀が見つかった付近を指さす調査担当者=那珂市下大賀で

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 那珂市下大賀の下大賀遺跡で、これまで知られていなかった古墳時代の古墳一基が見つかった。県教育財団が発表した。遺体を納めた石室の内部から副葬品の刀三点と勾玉(まがたま)一点が出土、地域の有力者の墓とみられる。十七日午前十時から現地説明会がある。

 県教育財団の本橋弘巳首席調査員らによると、見つかった古墳は、六世紀終わりから七世紀初めごろの築造とされる。墳丘は失われているが、円形に巡る周溝と石室の一部が確認された。直径約二十六メートルで、調査区域外に延びているため墳形は円墳か前方後円墳と考えられる。

 下大賀遺跡では初の古墳。ただ、調査区域の東側には前方後円墳一基、円墳二基からなる十林寺古墳群があり、関連は今後の研究課題で、有力な一族が何代かにわたって、この地を治めた可能性もあるという。

出土した刀(約1メートル)

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 下大賀遺跡の調査は、国道118号の道路改良に伴い二〇一二年度に始まった。市北部の久慈川支流右岸の台地上に位置。東西二・三キロ、南北一キロに及び、旧石器時代から近世までの複合遺跡として知られる。

 現地説明会は参加無料で荒天中止。118号近くに駐車場がある。問い合わせは県教育財団那珂事務所=電080(3405)9044=へ。 (鈴木学)

 

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