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【茨城】

東海第二のチェック体制、改善要求 原電に県安全対策委

 日本原子力発電(原電)東海第二原発(東海村)の安全性を検証する「県原子力安全対策委員会ワーキングチーム(WT)」が十八日、水戸市内であった。原子炉内の核燃料棒の位置を示すデータが四十年にわたり、誤っていた問題を踏まえ、対策委は、人為的ミスのチェック体制の具体的な改善策を原電に求めた。

 東海第二は一九七八年の運転開始以来、原子炉の水位計で、燃料棒の最上部を実際より約五センチ低く設定。水位は実際より五センチ高く表示され、トラブル時に核燃料の頂上部が露出する可能性もあった。原子力規制委員会は五月、この問題を保安規定違反とした。

 原電は「建設時の燃料寸法の変更情報が、関連部門に共有されなかった」「業務に支障のない情報として図面の修正に至らなかった」と原因を説明した。

 対策委の古田一雄座長・東京大教授(原子力工学)は、人為的ミスや防止体制などの「品質管理をどう具体的に直していくのか、今後のWTで説明してほしい」と求めた。

 古田座長は終了後、「施設より、現場の運用力をどう鍛えるかが重要。規制委(の審査)はどうしても施設の話になるので、WTでは、その点を重点的に見ていきたい」と述べた。 (酒井健)

 

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