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【茨城】

性の多様性知って 「当事者」神栖の河野さん、つくばの高校で授業

性的少数者の呼び分けについて説明する河野さん=つくば市で

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 「LGBT」など性的少数者について学ぶ授業が十九日、つくば市の茗渓学園高校であり、ゲイを公表している神栖市の声楽家、河野陽介さん(32)が「今後、『マイノリティー』と呼ばれる人と出会うかもしれない。さまざまな人がいることをまずは知ってほしい」と性の多様性を訴えた。

 一年生の家庭科の授業に講師として招かれた河野さんは、LGBTについて、性的指向や自身の性の認識を表す性自認などでマイノリティーの人を意味する言葉だと説明。性的少数者の中には同性、異性を問わず恋愛感情を抱かない人や、性的欲求も持たない人もいると紹介した。

 約四十人の生徒からは質問が次々に出た。河野さんは「物心がつくころには同性が好きだった」「オカマだといじられることもあった」「結婚願望はある。日本でも同性婚が認められてほしい」などと丁寧に答えていた。

 積極的に挙手していた北沢陽斗さん(16)は授業後、「同性を好きな人がどういう気持ちなのか、話を聞けてよかった」。河野さんを招いた小柴架奈子教諭は「当事者の人に語ってもらうことが大事だった」と語った。河野さんは十八日も別のクラスで講義。九月にも話をするという。

 性的少数者を巡っては、当事者に対する無知や偏見により、人権問題となるケースも出ている。 (越田普之)

 

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