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【茨城】

パラオのアスリートたち 常陸大宮で東京五輪事前キャンプ

来日したパラオの水泳チーム。リラックスムードで、コーチ(右)とミーティングをする=常陸大宮市のスポーツプラザ山新常陸大宮で

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 西太平洋のパラオ共和国のアスリートたちが今月、2020年東京五輪・パラリンピックのホストタウン・常陸大宮市を事前キャンプで訪れ、トレーニングに取り組んでいる。2年後の本番を見据え「日本や街に慣れるいい機会」とパラオ関係者。市も、子どもたちが高いレベルの競技者を目指すなどの効果に期待を寄せる。 (鈴木学)

 十三〜二十三日は、十五〜二十三歳の男女各二人と米国人コーチの計五人の水泳チームが滞在した。

 オセアニア大会に向けたハードな練習後の来日で、市では「リラックスして調整する」とコーチのビリー・ブラウンさん(39)。トレーニングでは笑顔が見え、市への評価も「親しみやすい人たち」「パラオに似たゆったりした環境がいい」と上々だ。

 チームの最年長選手のシャウン・ディングリウス・ウォレスさん(23)は「東京五輪に、ぜひ出場して良い成績を残したい」と今から意気込んでいる。一六年のリオ五輪で、男子五十メートル自由形で予選敗退となったが、五輪でいい刺激を受けたからだという。

 パラオのペリリュー島は太平洋戦争の激戦地で、市との間で遺骨収集や遺族の慰霊訪問を通して交流が生まれ、東京五輪で宮城県蔵王町とともにホストタウンになった。

 今回は陸上、水泳、柔道の三競技の十三人が、二〜三十日の日程で来市。二十三日から柔道チームが訪れている。蔵王町でもアーチェリーと柔道が合宿する。宿泊費など千八百万円を二市町で負担するという。

 市は選手たちに学校を訪問してもらい、子どもたちが五輪を目指すアスリートと接する機会をつくっている。「彼らの思いに触れることは、子どもたちの今後に有益で、世界に目を向けるきっかけになる可能性もある」と、市東京オリパラ推進室の相田英樹さんは意義を語る。県によると、東京五輪・パラリンピックで、七カ国・地域が県内での事前キャンプを決めている。

 

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