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【茨城】

「素粒子」衝突実験の開始祝う つくば・高エネ研で8年ぶり

「成果を大いに期待している」と語る小林さん(右)=つくば市で

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 宇宙の成り立ちの謎に迫るため、改良した装置を使い八年ぶりに物質の最小単位「素粒子」の衝突実験をしている高エネルギー加速器研究機構(つくば市)で二十六日、実験開始を祝う式典があった。

 実験は四月に始まり、計二十五の国・地域から約八百人の研究者が参加している。新型加速器「スーパーKEKB(ケックビー)」で素粒子を衝突させ、初期の宇宙に似た状態を再現。現在では消えてしまった粒子の解明や、物理学の新たな基本理論の発見などを目指す。成果が出るのは二〇二五年ごろの見通し。

 式典には、国内外の研究機関や参加国の関係者ら約三百人が訪れ、機構幹部のあいさつや実験内容の説明があった。

 改良前の加速器は、ノーベル物理学賞の小林誠さんと益川敏英さんの理論を実証し、受賞に貢献した。式典に出席した小林さんは「衝突はスタートであり、ゴールではない。素晴らしい成果を大いに期待している」とあいさつした。

 「予想もしていなかったことが見つかるのを期待する」と語る益川さんのビデオメッセージの映像も流された。(宮本隆康)

 

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