東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 茨城 > 記事一覧 > 7月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【茨城】

安定ヨウ素剤交換を 9月に期限 丸剤配布始まる

甲状腺被ばくを防ぐ安定ヨウ素剤の丸剤(左)と、3歳未満向けのゼリー剤

写真

 日本原子力発電東海第二原発(東海村)の放射能が漏れる深刻な事故が起きた時に備え、県が原発約5キロ圏の住民を対象に、甲状腺被ばくを防ぐ安定ヨウ素剤の配布を始めた。以前に配布した薬剤の多くは、9月に使用期限が迫る。期限が切れると、効果が低減する可能性があるため、交換を呼び掛けている。 (山下葉月)

 県は国の指針に基づき二〇一五年から毎年、服用方法などを説明した上で、五キロ圏の東海村全域、日立、那珂両市の一部地域の住民約六万四千人を対象に、安定ヨウ素剤の事前配布をしてきた。

 安定ヨウ素剤には丸剤と、三歳未満の乳幼児用のゼリー剤の二種がある。いずれも使用期限は三年間で、今回期限が切れるのは丸剤。ゼリー剤の期限はその先となっている。

 今年三月末時点での配布率は三市村で52・8%で、県薬務課の担当者は「他の原発立地地域より高いとは言えない」と打ち明ける。配布対象者が多いことなどが理由だが、県は年々、配布率を伸ばしていた。

 しかし、期限が切れることで、配布はやり直しになる。少しでも配布率を伸ばそうと、服用の説明を受けたことがある人は、説明の受講を省き、配布を優先させる。県の担当者は「ヨウ素剤を持っていない人も、この機に受け取って」と呼び掛けている。

 配布は、三市村により異なる。日立市内が九月十七日まで、那珂市内が九月二十四、二十六日、東海村内が八月十九日〜九月三十日でそれぞれ設定されている。来年一、二月にも追加配布会を予定している。詳しい配布場所や日時の問い合わせは県薬務課=電029(301)3384=へ。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報