東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 茨城 > 記事一覧 > 7月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【茨城】

鬼怒川氾濫「国の管理に不備」 常総市民ら集団提訴へ

鬼怒川氾濫の国賠訴訟について話し合う住民や弁護士ら=常総市で

写真

 関東・東北水害(二〇一五年九月)で鬼怒川が氾濫し、住宅などが被災したのは、河川管理者の国の対応に不備があったためとして、常総市民らが十六日、国家賠償を求めて八月七日に水戸地裁下妻支部に集団提訴することを決めた。約二十世帯の数十人が原告になり、請求額は家屋の損害賠償や慰謝料など一億円以上になるという。

 この日、住民のほか、「常総市水害・被害者の会」のメンバー、ダム問題に取り組む市民団体、弁護士ら三十人が市役所ホールに集まり、原告団を結成した。市民団体メンバーらで訴訟の支援団体も発足し、元建設省土木研究所次長の石崎勝義さん(79)が共同代表を務める。

 住民側の主張では、上三坂地区の堤防決壊は周囲の堤防に比べて低い箇所だったにもかかわらず、国がかさ上げを怠ったとした。若宮戸地区は堤防が整備されなかった上、太陽光発電施設の設置工事で自然堤防の砂丘が削られ、対策が不十分だったと訴えている。

 若宮戸地区の自宅が床上七十センチ浸水し、訴訟に参加を決めた男性(74)は「砂丘しかなくて、堤防になっていない状態で放置され、国の堤防管理のお粗末さを訴えたい。何か言わなきゃいられない」と話した。 (宮本隆康)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報