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【茨城】

県立5校「医学コース」 会見で知事 19年度以降の入学者

 深刻な医師不足の解消に向け、県は県立高校五校に大学医学部への進学を目指す「医学コース」を設置することを決めた。大井川和彦知事が十七日の定例記者会見で明らかにした。二〇一九年度以降の入学者が対象で、毎年度百人の医学部進学者を目標にしている。(酒井健)

 設置する五校は、医学部への進学希望者が多い水戸一(水戸市)、土浦一(土浦市)、日立一(日立市)、並木中等教育学校(つくば市)、古河中等教育学校(古河市)。県教育委員会によると、医学コースは私立高校では県内にも例があるが、公立では珍しいという。

 定員は各校四十人、計二百人程度を予定しているが、各校の判断で柔軟に運用する。一九年度以降の入学生(中等教育学校は後期課程進級生)が二年生に進級する際、選択できるようになる。

 医学コース選択者は、大学や医療機関と協力した現場見学や、医師らによる講演会、予備校と連携した受験向けの面接・小論文の指導などが受けられる。

 厚生労働省が一六年十二月現在でまとめた人口十万人当たりの医師数によると、本県は一八九・八人(全国平均二五一・七人)で、全国ワースト二位。県は医師数を一六年度の約五千五百人から、二三年度に六千四百人にする目標で、全国の医科大学で人材を募るなどの施策を始めている。

 本年度、県立高校から大学医学部への進学者は五十五人だった。大井川知事は「県出身者が医師になれば、地元に戻ってきてくれる確率が高いという統計もある。特別扱いをしてでも医学部進学者を増やしたい」と説明した。

 

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