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【茨城】

「命つなぐ形に」職員奮闘、県内外の10団体協力 県動物指導センター(笠間)

 子猫の鳴き声に囲まれた県動物指導センター(笠間市)の小部屋。職員たちが、飼い主探しのボランティア団体の元に送られる日まで、毎日のように持ち込まれる子猫の世話に奮闘している。

 センターによると、生後1カ月までの子猫には約4時間おきに、哺乳瓶などでミルクを与える。排せつは自分でできず、局部を押して促す。手間がかかるため、引き取ってくれるボランティアは少なかった。

 潮目が変わったのは「県犬猫殺処分ゼロ条例」の制定準備が進んでいた2016年度後半。神奈川県や埼玉県のボランティア団体が「茨城県が頑張るなら協力する」と、子猫の一部を引き取ってくれることになった。

 引き渡しまでの間は、センター職員が世話することで「命をつなぐ形ができた」(県担当者)。その後、県内外に輪が広がり、現在は約10団体が協力する。ただ、ボランティアにも限界がある。団体の一つの「ねこかつ」(埼玉県川越市)の場合、飼い主探しの「保護猫カフェ」を運営するスタッフと、自宅で面倒を見る主婦ボランティアを合わせ、100匹が精いっぱいという。

 飼い主不明の子猫は、冬季を除いてほぼ毎日、市町村や警察署経由でセンターに持ち込まれている。ねこかつの梅田達也代表は「飼い猫は屋内で飼うことや、不妊・去勢手術などを通じて『生まれて殺される命』が増えないようにしてほしい」と話している。

 

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