東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 茨城 > 記事一覧 > 7月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【茨城】

つくばで羽ばたけ 宇宙ベンチャー!! 集積目指し県が支援検討

宇宙政策の中心になるJAXAの筑波宇宙センター=つくば市で

写真

 国の宇宙政策の要になる宇宙航空研究開発機構(JAXA)をはじめ、宇宙関連の研究機関や企業が、つくば市周辺に立地する特性を生かそうと、県は宇宙関連ベンチャー企業の支援の検討を始めた。資金援助や研究機関との連携を視野に入れる。担当者は「新たな宇宙ビジネスの拠点になり得る」と、宇宙産業の集積化を目指す。 (鈴木学)

 つくば市周辺には、JAXAの試験設備の一部を運用する企業や、超小型衛星の低コスト製造を目指す企業などがある。

 県は、宇宙産業の拠点を目指して先月、国に来年度予算の要望をした際、宇宙関連ベンチャー企業などが活動しやすい環境づくりを盛り込んだ。ベンチャーによる宇宙産業振興に向けて、開発資金の供給や既存の衛星データを無料開放し、使いやすくすることなどを要請した。

 宇宙ベンチャーを巡っては、国が三月に、失敗する確率を考慮しつつ資金を出す、リスクマネーの供給などの「宇宙ベンチャー育成のための新たな支援パッケージ」を示した。

 宇宙に関する国の政策を審議する宇宙政策委員会の「宇宙産業ビジョン2030」では、宇宙産業の市場規模(現在一・二兆円)を、二〇三〇年代早期に倍増を目指すとしている。

 県は国の方針を追い風に、宇宙ビジネスのベンチャー企業と、市周辺にある二十九研究機関をつなぐなど地の利も生かして、誘致や県内企業の新規参入を促したい考えだ。

 県国際戦略特区推進室の担当者は「宇宙に特化したベンチャー支援の取り組みは、全国でもあまりないのではないか。スピード感を持って県としての支援の仕組みをつくり、企業にアプローチしたい」と話している。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報