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【茨城】

「茨城“愛”」漫画でほのぼのと 「まんがタイム」に掲載

 県の土地柄や魅力などを紹介する四コマ漫画「茨城ってどこにあるんですか?」が月刊誌「まんがタイム」(芳文社)に掲載され、注目を集めつつある。作者は牛久市で青春時代を過ごした漫画家の真枝アキさん。同じご当地漫画ながら、自虐的な内容で群馬県を紹介し話題となった「お前はまだグンマを知らない」とは一線を画し、ほのぼのした作品になっている。 (越田普之)

 主人公は、人生のほとんどを東京・銀座で過ごしてきた「お嬢さま」の伊佐木鈴子。牛久市のタウン誌編集部で働くことになり、茨城に初めて足を踏み入れる−という設定だ。

 水戸市が県庁所在地ということすら知らなかった鈴子は、JR常磐線の土浦駅以北では乗客がボタンを押してドアを開け閉めすると知ってびっくり。県名産の干しいもを初めて味わったり、水戸駅前にある納豆の銅像に面食らったりと、カルチャーショックを受けつつも茨城愛を深めていく。

 鈴子の同僚は、水戸やつくば、牛久市の出身者。それぞれの地元自慢を通じ、県内各地の地域性や見どころを紹介している。鈴子のように茨城を知らない読者のため、東京を基準にした位置関係を示す描写なども盛り込んでいる。

 真枝さんは、五歳から二十四歳まで牛久市で過ごした。茨城は民間調査会社の魅力度ランキングで五年連続の最下位に沈むが、「何でなのか分からない」と愛着をのぞかせる。

 他社の雑誌で茨城を題材にした漫画を描いていたのを、芳文社の橋本和典さん(55)が読み、声を掛けたという。橋本さんもつくばみらい市在住。交流のあるコミック専門書店員と、茨城に関する話で盛り上がり、漫画にしたいと思っていたのだという。

 「茨城って−」は五月発売の六月号から三号連続で掲載。八月七日発売予定の九月号が四話目となる。今後、県内のさまざまなスポットや、他県出身のキャラクターも登場する構想を描いている。

 ただ、真枝さんも橋本さんも「茨城のことをほめてばかりでは訴求力がない」と話す。ファミリー向け雑誌として安心して読める範囲で、適度な「いじり」も交えていく考えだ。

 現在、真枝さんはゲスト作家の位置付けで、作品の人気次第で本格連載へと移行する。読者の反響は上々といい、真枝さんは「県南出身なので知らないことも多い。作品を描きながら茨城の魅力を発見していきたい」と意欲を示す。

 まんがタイムは、全国の書店で販売されている。定価は三百四十円。

「まんがタイム8月号」に掲載された「茨城ってどこにあるんですか?」のフロントページ=(c)真枝アキ/芳文社

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