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【茨城】

大学発ベンチャーに投資増 「将来性」稼ぎの種に?

人の後ろを自動で付いてくる「Doog」の運搬ロボット=つくば市で

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 地元大学の教授や卒業生がつくったベンチャー企業に積極的に投資する地方銀行が急増している。地域経済の活性化が狙いだが、資金の支援先が先細り開拓を迫られており、収益が不安定な新興企業でも稼ぎの種にしたい事情がある。

 「将来性を評価してくれたことが受け入れの決め手だった」。人の後ろを自動で付いてくる運搬ロボットを開発するベンチャー企業Doog(ドーグ、つくば市)の大島章代表取締役は、筑波銀行(土浦市)の出資を受けた理由をそう説明する。

 ドーグは二〇一二年、ロボット工学に詳しい筑波大OBらが設立した。開発した自動運搬ロボットがシンガポールの空港で利用されるなど、販売先を着実に増やしている。昨年春に筑波銀のファンドを受け入れた。

 筑波銀は経営に携わらない出資者の形でファンドを設立し、地元に長く拠点を置いてもらうことを念頭に出資先を検討してきた。渡辺一洋常務執行役員は「投資先は地域経済を元気にするためのパートナー。収益が最大の目的ではない」と強調する。

 荘内銀行(山形県鶴岡市)もベンチャーに投資し、最先端技術に疎くならないよう山形大に行員を派遣している。「収益がきちんとあるわけでない。ただリスクを取ってでも地場産業を育てなくてはならない」(地方創生の担当者)。

 地域金融に詳しい名古屋学院大の小林礼実准教授は「ベンチャー企業への投資にはリスクは付きものだ。ビジネスモデルを確立し、長期的に投資できる仕組みをつくる必要がある」と話している。

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