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【茨城】

筑西で「糸取り」担い手を 結城紬の職人養成

糸紡ぎの道具やDVDがセットになったスターターズキット=結城市で

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◆30日に説明会 伝統工芸士が実演

 高級絹織物として知られる結城紬(ゆうきつむぎ)を巡り、糸を紡ぐ職人「糸取り」の後継者不足が深刻になっている問題で、本場結城紬卸商協同組合など産地の関係者が三十日、新たな担い手を養成するための説明会を筑西市役所で午後二時から開く。

 説明会では、真綿から手作業で糸を紡ぐ方法を解説するほか、伝統工芸士による実演がある。希望者には糸紡ぎの道具や糸の見本、解説DVDなどがセットとなった「スターターズキット」を貸し出し、一定期間に決められた量の糸を納めてもらう。

 説明会は二月と七月に中心産地の結城市で開かれ、県内外の四十五人ほどがキットの貸し出しを受けているという。市外での開催は初めてで、近隣自治体の住民にも関心を持ってもらう狙いだ。

 産地の関係者によると、糸取りは昭和五十年代に七千〜八千人に上った。しかし、生活を保証するほどの収入にならなかった上、働き口が多様化し、減少の一途をたどっている。現在では三百〜四百人ほどとみられるという。

 説明会の問い合わせは、本場結城紬卸商協同組合=電0296(33)2333=へ。 (越田普之)

 

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