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【茨城】

水害教訓に防災セット NPO関連会社が常総で販売

ライフジャケット兼用のリュックを抱えるコモンズのスタッフ=常総市で

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 関東・東北豪雨(二〇一五年九月)で浸水被害を受けた常総市で、被災者支援などを続けるNPO法人「茨城NPOセンター・コモンズ」(水戸市)の関連会社が、被災経験を基に市販品を厳選した防災セットを販売している。横田能洋(よしひろ)代表理事(51)は「水害を踏まえた常総からの発信がしたい」と話す。

 セットは、十分な物資や電力が届くまでの約一週間の生活を想定し、五十六点が入ったフルセットタイプ(二万一千六百円)と、自分で買い足したい人向けの二十六点入りベーシックタイプ(一万八百円)の二種類。

 中でもフルセットに含まれる十八点はえりすぐりだ。体重八〇キロまで水に浮くライフジャケット兼リュック、がさがさと音がせず避難所でも気兼ねなく使える防寒用のアルミシート、家屋の被害認定に必要な水位を撮影するためのインスタントカメラなど、被災経験を踏まえてそろえた。スタッフの喜屋武(きゃん)初美さん(19)は「衣装ケース三つ分のグッズの機能を一年半かけて確認した」と語る。

 かかりつけ医や保険会社など被災時に必要な連絡先を記入するシートも同封。携帯電話が使えない場合に備えて書き出すことを勧めている。

 販売を担うのは、コモンズが立ち上げた障害者向け就労施設「インクル・ベース」(常総市)。精神障害などがある八人の利用者が在庫管理や発送のほか、水害による空き家の改修も手掛ける。注文はインクル事務所=電0297(44)4281。売り上げの一割は西日本豪雨被災地に寄付する。

 

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