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【茨城】

規制委前で「原発いらない」「命守れ」 市民団体が抗議 8000人分の署名提出も

原子力規制委が入るビルの前で、東海第二原発などの再稼働に反対する市民グループのメンバー=東京都港区で

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 「原発はいらない」。東海第二の再稼働に反対する青、黄、オレンジの色とりどりの横断幕やのぼりが風にはためいた。規制委が再稼働へ向けて正式な審査適合を決めた二十六日、市民グループのメンバーらが抗議の声を上げた。

 雨上がりのどんよりとした曇り空の下、メンバーら十人以上が議論開始前の午前十時ごろから、規制委の入る東京都港区のビル前に集まった。「東海第二、不合格」「命を守れ」とシュプレヒコールを繰り返した。

 「規制委の甘い審査で合格しても、安全とはいえない」などと再稼働を認めないよう求める抗議文と約八千人分の署名を規制委の担当者に提出した。

 規制委の議論が終わり、五人の委員が正式適合を了承すると、傍聴席からは「反対です」「原子力推進委員会だ」と次々に怒りの声が上がり、会場は一時騒然とした。

 地元にも不安は根強い。再稼働に反対する市民団体「脱原発ネットワーク茨城」共同代表の小川仙月さん(54)は「電力会社が出してきた(再稼働)申請を追認するような規制委の審査のやり方には疑問がある。ここ二カ月の間に大きな水害や地震も起こった。これらも踏まえ審査をやり直すべきだ」と強調した。

 東海村の自治会役員の男性(68)は「ハード面の安全性は確認された」としつつも、事故の際に「一人で逃げられない人の移動手段をどうするかなど決まっていない部分は多い」と不安も口にする。再稼働の際に同意を求められる県などに対し「十分に議論し、再稼働の是非を考えてほしい」と訴えた。

 

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