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【茨城】

日立製作所の創業者・小平浪平 生家を栃木市に寄付、公開へ

栃木市に寄付される小平浪平の生家=栃木県栃木市都賀町合戦場で

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 日立市で誕生した大手総合電機メーカー日立製作所の創業者・小平(おだいら)浪平(一八七四〜一九五一年)が生まれ育った栃木県栃木市にある生家が、市に寄付されることになった。地元の顕彰団体「小平浪平翁記念会」の働き掛けで実現。補修後は広く公開するなど市のシンボルとしての活用が期待される。命日の五日、都内で贈呈式が開かれる。

 小平は栃木高等小学校卒業後に上京、東京帝大(現・東京大)で学んだ。藤田組小坂鉱山、広島水力電気で働き、茨城県の久原鉱業所日立鉱山に移って純国産の「5馬力誘導電動機(モーター)」を自ら設計し、完成させた。

 一九一〇年に日立市で日立製作所の基となる工場を建てて独立した。「日本人の手で輸入品に負けない製品を」と語り、技術者、経営者として徹底して国産技術にこだわったとされる。

 寄付される生家は、栃木市都賀町合戦場(かっせんば)の日光例幣使街道に面し、約千七百三十平方メートルの宅地とその裏にある六百七十平方メートルの畑からなる。木造瓦ぶき二階建ての母屋のほか、土蔵など六棟があり、小平が少年時代に勉強部屋に使った離れも残る。門前に小平の生誕地を示す石碑が建つ。

 記念会は、栃木商工会議所会員を中心に、郷土の偉人を顕彰しようと昨秋発足。生家を所有する小平家本家筋の子孫、道彦さん(81)=都内在住=に無償譲渡を依頼し、市側に受け入れを打診してきた。交渉に当たった記念会常務の和賀良紀さん(76)は「小平のものづくりや経営の理念を次世代に伝えたかった。道彦さんには趣旨を理解してもらい、快く協力していただいた」と振り返った。 (梅村武史)

 

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