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【茨城】

水環境保全で連携 世界湖沼会議 本県や滋賀など5県

 つくば市で十五日から始まる世界湖沼会議で、本県や琵琶湖を抱える滋賀県など水質保全を義務付けられた湖沼のある五県が、水環境保全の取り組みで連携することを決めた。各県が抱える湖沼環境の課題について情報共有し、協力して解決を図る狙いで、こうした自治体連携は初めて。湖沼会議の中で、連携開始を発表する。

 五県は、霞ケ浦の茨城と琵琶湖の滋賀のほか、諏訪湖や野尻湖がある長野、中海(なかうみ)がある鳥取、宍道湖(しんじこ)がある島根の各県。いずれも湖沼水質保全特別措置法に基づく指定湖沼で、各県に水質保全計画の策定などが義務付けられている。

 連携の第一弾として、湖沼会議で合同ワークショップを開催。各県の水環境保全に向けた取り組みについて意見交換するほか、シジミなど減少した魚介類回復のために必要な対策を議論する。将来的に、水問題について国際機関の代表や研究者らが話し合う「世界水フォーラム」などに共同で情報発信する構想もある。

 発案した滋賀県によると、五県の湖沼は水草の大量繁茂や外来魚の繁殖など、類似した課題を抱えている。滋賀県では長年、水質改善に力を入れてきたが、生態系保全まで含めた水環境保全に転換していこうと計画。特措法の指定湖沼がある県のうち、天然湖沼がある自治体へ呼び掛けたところ、四県が賛同した。今後、連携拡大に向けて、他の自治体にも呼び掛けていく。

 連携開始の発表は十六日を予定。大井川和彦知事や三日月大造滋賀県知事、平井伸治鳥取県知事ら五県の関係者らが、連携開始の宣言を読み上げる。 (浅井弘美)

 

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