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【茨城】

つくば西武跡 市共同購入案 「駅前再生に必要」市長、市民説明会で訴え

クレオ購入計画を説明する五十嵐市長(奥)=つくば市で

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 西武筑波店が撤退したつくばエクスプレスつくば駅前の商業施設「クレオ」を巡り、つくば市が民間と共同購入する計画案について、市民説明会が始まった。市民を前に、五十嵐立青市長は「リスクはゼロではないが、駅前再生に必要」などと理解を求めた。 (宮本隆康)

 初回は市大穂交流センターで九日夜に開かれ、市民約五十人が集まり、五十嵐市長が説明。市が関与しない場合、クレオは民間に売却されてマンションになると指摘した。

 「同一世代が同時期に大量に入ると、古いニュータウンのように二、三十年後に苦労する。駅前に魅力がなくなり、街にとって衰退のリスクになる」と購入の必要性を訴えた。

 二年目に黒字にする収支計画について、賃料を周辺物件よりも安く試算し、テナントから入居に前向きな回答を得ているといい「甘い見通しではない」と強調した。

 計画では、科学体験施設や商業テナント、企業オフィスなどを入居させる。筑波大発ベンチャー企業のサイバーダイン(つくば市)が民間出資分の多くを占め、オフィスも置く予定。質疑で「一社に頼り、過剰投資として資金を引き上げられたらどうするのか」と問われ、五十嵐市長は「サイバーダインの現金保有額を考えれば、過剰投資にはならない」などと答えた。

 「科学体験施設で市内の研究機関を活用しないのか」との質問には、「今後さまざまな形で連携したい」と述べた。会場からは「クレオ一棟で駅前の問題は解決しない」「車で行きやすいかがポイント」との意見も出た。

 説明会は十一日に市茎崎交流センター、十四日に市役所と市筑波交流センターで予定。ここで出た意見や市民アンケートなどを踏まえ、市は購入の是非を判断する。

 市は二十億円を出資し、土地建物を購入と保有をする「特定目的会社(SPC)」と、運営する「まちづくり会社」を民間と共同設立する案を示している。

 

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