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【茨城】

県内フィルムコミッション 17年度までの累計、ロケ支援5900作品突破

県三の丸庁舎で行われたドラマ「越路吹雪物語」のロケ(県フィルムコミッション推進室提供)

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 県と県内三十三市町のフィルムコミッション(FC)などがロケを支援した映画やテレビドラマなどが、二〇一七年度末で累計五千九百作品を突破した。近年は地下空間がある施設など非日常的な場所の人気が高まっているという。 (鈴木学)

 県フィルムコミッション推進室によると、一七年度の支援作品数は、元SMAPの木村拓哉さん、嵐の二宮和也さん共演の映画「検察側の罪人」、鈴木亮平さん主演のNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」、仮面ライダーシリーズなど五百二十八作品(前年度比二増)。推進室が設立された〇二年十月以後の累計は五千九百二作品になった。

 「検察側の罪人」は水戸市の県議会棟で、「西郷どん」は常陸太田市の八幡橋などで撮影があった。

 会員制交流サイト(SNS)での拡散が話題になり、上映館が拡大した映画「カメラを止めるな!」も、水戸市の芦山浄水場がロケ地となった。

 一七年度の経済波及効果は推計約四億四千万円で、前年度比10%増だった。

ロケ現場を見守る谷口さん=小美玉市で

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◆笠間の谷口昭仁さん「茨城を盛り上げたい」 エキストラから手配の仕事に

 フィルムコミッション発信の情報でエキストラを始め、今ではエキストラ手配を仕事にしてしまった人がいる。笠間市の谷口(やぐち)昭仁さん(44)だ。

 10年ほど前、遊園地で撮影するドラマのエキストラ募集を目にした。遊園地の客役で、撮影後に妻子と遊ぶことも兼ねて応募した。

 その後もエキストラを続け、世界のナベアツ(桂三度)さんが共同監督を務めた映画「さらば愛しの大統領」(2010年11月公開)が転機となった。「師匠」と呼ぶエキストラ会社の社長に出会った。

 楽しげな仕事ぶりに興味を持ち、同じ年に公開のご当地映画「桜田門外ノ変」で美術を手伝ってからは「作る側にも興味が湧いて」と、エキストラをしながらスタッフにも回るように。師匠の下で修業後、エキストラ手配とロケコーディネートの会社を設立した。

 エキストラ登録者は2200〜2300人。「役者を引き立て、画面にリアルさを出す。エキストラがいないと作品は成り立たない。次から次でしんどいけど、終わった後の達成感が心地いいんです」と笑顔で語る。

 映画やドラマ、ミュージックビデオなど年50〜60作品には携わる。「たくさんの撮影隊に県に来てほしい。それで、茨城を盛り上げたいということが一番強い思いなので」と力を込める。 (鈴木学)

 

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