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【茨城】

県の魅力度 不動の最下位 前向きに「こっからがんばっぺ」

魅力度ランキング最下位にショックを受ける茨ひより=ユーチューブに投稿された「いばキラTV」の動画から

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 民間調査会社「ブランド総合研究所」(東京)が実施している「地域ブランド調査」の今年の結果が十五日に発表され、都道府県の魅力度ランキングで本県は六年連続の最下位だった。過去十回のうち九回が最下位。「県名から想起される印象が順位に表れている。一朝一夕に変わることはない」とブランド総研の担当者は話すが、「不動の地位」にも県内関係者の受け止めは前向きだ。 (越田普之、宮本隆康)

 魅力度向上を県政の重点施策に掲げ、「常に一位を目指す」と言い続けている大井川和彦知事。報道陣に「結果は真摯(しんし)に受け止める」と語る一方、「ランキングにこだわった対策をすべきではない」と結果を意識し過ぎない姿勢を強調した。

 「ランキングは気にしていないし、一喜一憂しても仕方ない」と話すのは、県内トップの観光客数を誇る大洗町で旅館を営む大洗観光協会会長の大里明さん(41)。人気アニメ「ガールズ&パンツァー(ガルパン)」の舞台として、町を挙げた観光振興で東日本大震災からの復興を遂げた。「今もガルパンで盛り上がっているし、新しい観光資源も掘り起こしていきたい」と先を見据えている。

 アートを取り入れた町づくりを進める北茨城市で、地域おこし協力隊員として活動する都築響子さん(26)は「魅力度最下位だと、本当に好きな人だけが茨城に集まって来る。結果、環境が荒らされることもない」と前向きにとらえる。目立つ観光施設はなく面白みに欠けるが、住民は穏やかに住めており、「温かさが口コミでじわじわ伝わっていけばいい」と期待する。

 県の非公認キャラクターのねば〜る君は「六年連続最下位、やったネバ〜! もうどこにも譲らないネバよぉ」と悲観するどころか歓迎ムード。「魅力的な茨城に勝ち続ける町だらけの日本って、すごい魅力的ネバね」と他の四十六都道府県を持ち上げていた。

 調査には、全国の二十〜七十代の男女約三万人が回答した。魅力度ランキングは調査項目の一つで、「その都道府県を魅力的と思うか」との問いに対する回答を数値化し、順位付けしている。

◆茨ひよりが奮起

 VTuber(Vチューバー)と呼ばれるCGアニメのキャラクターで、県の動画サイト「いばキラTV」のアナウンサーを務める茨(いばら)ひよりは、魅力度ランキング最下位に緊急番組で「いじやける」と方言で悔しがった。初回の番組で掲げた目標が「魅力度ランキング47位を脱却」。ただ、調査はデビュー(8月)前で影響力の及ぼしようがなく、「こっからがんばっぺ」と視聴者に呼び掛けた。 (越田普之)

 

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