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【茨城】

つくば駅前の西武跡 購入計画、市長が断念

全員協議会で計画断念を表明する五十嵐市長=つくば市で

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 西武筑波店などが撤退したつくばエクスプレスつくば駅前の商業施設「クレオ」の購入計画について、つくば市の五十嵐立青市長は二日、市議会の理解が得られないとして断念を表明した。市議会全員協議会で「混乱を招いてしまい、関係者や期待してくれた市民には大変申し訳ない」などと謝罪した。 (宮本隆康)

 市は九月二十八日、民間と共同で、空き家状態のクレオを購入する計画を発表した。市が購入しなければ、マンション用地として売却されるとした。市が二十億円を出資し、科学体験施設や商業テナント、企業オフィスなどを入居させる計画だった。

 市によると、出資企業や入居テナントなどに既に打診し、前向きな回答を得ていた。購入の是非を判断するため、十月に市民の意向調査をした結果、八割以上が賛成との回答を得た。

 購入の期限は十二月とされ、計画発表から約一カ月後に、市議会に関連議案を提案する予定だった。このため、市議から「拙速だ」「計画通りに運営できるか分からない」などと反発が出て、大半の会派から同意を得られない状態が続いていた。

 市議の一人は「クレオ再生では一致しているが、将来もうまく運営できるか疑問点もある。時間があれば合意できた可能性はあったが、判断するには時間がなさ過ぎた」と話した。

 議会関係者によると、市周辺部の住民には、中心部に二十億円を投じることに反発もあるという。

 全員協議会では、議員から「大騒ぎしたのだから、市民への丁寧な説明が必要」との意見が出された。

 五十嵐市長は会見し「あのエリアでは、開発業者の短期的利益のみを求めたマンション建設は、まちづくりの破壊。今後はマンションなど住宅の用途制限を検討する」と話した。

 

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