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【茨城】

プラ製ストロー提供やめます 大洗・アクアワールド 来年3月末までに

アクアワールドでは、間もなくプラスチック製ストローが姿を消すことになる=大洗町で

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 大洗町のアクアワールド県大洗水族館は、館内三つの飲食店におけるプラスチック製ストローの提供を来年三月末までにやめることを決めた。プラスチックごみが深刻な海洋汚染を引き起こしている問題を受けた措置で、「海洋生物を扱う水族館として、海洋汚染防止の対応を率先して行うべきだと考えた」と説明。食器類についても見直しを検討する。 (越田普之)

 石油から作られるプラスチックは自然界で分解されにくく、川や海に流出すると波や紫外線で砕け、五ミリ以下のマイクロプラスチック(MP)になる。MPは魚介の体内から見つかっているほか、人の便からも検出されており、生態系や人体への悪影響が懸念されている。

 館内でプラスチック製ストローを使っているのは、直営コーヒーショップ「マーメイドギャレー」と、フードコートの二店舗。年間使用量は三店舗で約一万本に上る。数あるプラスチック製品の中でまずストローをやめることにしたのは、リサイクルされずに廃棄されやすいためだという。

 マーメイドギャレーでは今後、利用客にストローが必要かを確認するなどして使用を減らす。在庫がなくなった後は紙製ストローなどをテストし、利用者の反応を確かめる。

 紙製に切り替えた場合、コストは三〜四倍になるが、「汚染防止は経費に代えられない」と山県啓伸業務課長。カップやスプーンなどについても「脱プラ」を進めていく方針だ。

 プラスチック製ストローを巡っては、欧米で廃止や規制が進み、国内でも外食産業などで取り組みが広がっている。動物の飼育施設では、栃木県那須町の那須どうぶつ王国がコップやストローなどのプラスチック製品を廃止し、紙や木製品に切り替えている。

 

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