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【茨城】

「雪の結晶」絵本に 気象研究所の研究官が出版

絵本「ろっかのきせつ」を出版した気象庁気象研究所の荒木健太郎研究官=つくば市で

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 つくば市の気象庁気象研究所の荒木健太郎研究官(34)が、雪の結晶が成長し、地上に舞い降りる過程を物語にした絵本「ろっかのきせつ」(ジャムハウス)を出版した。「結晶は雲の状態によって形が変わり、完全に同じ姿のものはない。冬の雲の中で何が起きているのか関心を持ってほしい」と語る。

 絵本は、六角形の雪の結晶「六花(ろっか)」をモチーフにした女の子「ろっか」が主人公。ある冬の日、雲の中で命を授かり、空や地上で出会うさまざまな姿をした結晶と友達になり、成長していく。

 雪結晶を調べれば、温度や水蒸気の量など、結晶が成長する雲の中の大気の状態を読み解くことができる。物語では雲の状態を「天の気もち」と表現。春が近づき、ろっかは消えてしまうが、地上の人々に「天の気もち」を伝えるという自分の役目を果たし、笑顔で空に帰っていく。

 雲を研究する荒木さんの絵本は、積乱雲の成り立ちを描いた「せきらんうんのいっしょう」に続き二作目。挿絵は前作と同じ漫画家の小沢かなさんが担当。巻末には百二十一種類ある雪結晶を一覧にした図表や、スマートフォンのカメラを使い、手軽に結晶を観察する方法も載せた。

雪の結晶が成長していく過程を物語にした絵本「ろっかのきせつ」から(荒木健太郎研究官提供)

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