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【茨城】

放射性物質で防護服を汚染 核燃料施設事故 最大で目標値30倍

赤いテープの右にあるビニールバッグで汚染が検出された=東海村で(日本原子力研究開発機構提供)

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 日本原子力研究開発機構の核燃料サイクル工学研究所(東海村)で放射性物質が漏えいしたトラブルで、機構は三十一日、現場の作業員九人の防護服などから、一平方センチメートル当たり最大一・二ベクレルの汚染が検出されたと発表した。

 機構によると、汚染の最大値は、管理目標値の三十倍。一部作業員の半面マスクのフィルターにも放射性物質が付いていた。ただ、内部被ばくはしておらず、九人の体調に変化はないという。

 トラブルは三十日午後、プルトニウム燃料第二開発室の粉末調整室で発生。当時、室内には九人いて、うち四人がプルトニウムやウランなどが入った貯蔵容器を覆うビニールバッグの交換に当たっていた。

 容器は一本ずつビニールバッグで二重に包まれている。ビニールバッグは容器内部からの放射線で劣化するため、定期的な交換が必要で四人は二本のビニールバッグを交換予定だった。

 一本の作業がほぼ終わった段階で、放射性物質濃度の上昇を知らせる警報が鳴ったという。約三十分後、室内の濃度は警報設定値の十倍以上に達した。

 現時点で原因や作業手順に問題があったかどうかなどは分かっていない。 (越田普之)

 

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