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【囲碁・将棋】

羽生の100か 豊島の初か 棋聖戦最終局

棋聖戦第4局で対戦した羽生善治棋聖(竜王、左)と豊島将之八段=新潟市で

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 将棋のタイトル戦「棋聖戦」五番勝負の第5局が17日、行われる。勝てばタイトル獲得が前人未到の通算100期となる羽生善治2冠(47)=竜王、棋聖=と、5度目の挑戦で悲願の初タイトルを狙う豊島将之八段(28)=愛知県一宮市出身=が、ともに2勝2敗で迎えた最終局。「100期か、1期か」の本局は、藤井聡太七段(15)=同県瀬戸市在住=ら若手の台頭が著しい棋界の今後を占う大一番だ。(岡村淳司、樋口薫)

 羽生2冠は1989年、19歳2カ月で初タイトルの竜王を得た。これまでタイトル戦には今回を含め135回出場し、99期を獲得。歴代2位の故大山康晴十五世名人の「80期」を大きく引き離す。この30年間に行われた全タイトル戦のうち約3分の2に出場し、その7割以上で勝利を収めた計算だ。

 そのうち、ほとんどの期間で複数のタイトルを保持してきたが、近年は若手に苦戦。昨年は王位を菅井竜也現王位(26)に奪われるなどして、13年ぶりに1冠に後退した。後に竜王を奪取して2冠に復帰し、今年は名人戦の挑戦者になったが、佐藤天彦名人(30)に敗北。本局は、世代交代を食い止める正念場といえる。

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 棋界の第一人者に挑む豊島八段は2007年に、16歳でプロ入り。次代を担う逸材として期待されてきた。10年度に王将戦でタイトルに初めて挑戦して以来、王座戦や棋聖戦でも挑戦者となったが、「平成生まれの棋士で初めてタイトルを獲得」という栄誉は菅井王位に譲った。

 タイトルを懸けて羽生2冠と戦うのは、今回の棋聖戦で3度目。10日にあった第4局の前夜祭では「プレッシャーがかかり難しい対局になるが、思い切りよく自分の力を発揮したい」と闘志をあらわにした。

 豊島八段が勝てば、八大タイトルを全て別々の棋士が保持する異例の事態となる。

 東京都内のホテルで指され、17日夜には決着の見込みだ。

 

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