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【第100回全国高校野球選手権大会・千葉】

<ヒーロー>チームに恩返しの一発 中央学院3年・大谷拓海選手

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 1−1の同点で迎えた四回表1死、真ん中低めのカーブを思い切りよく振り抜くと、右翼席への勝ち越し本塁打となった。一回の先制適時打を含む3打数2安打2打点の活躍で、チームを春夏連続の甲子園に導いた。「決勝の舞台に立たせてくれたチームに打撃で恩返しをしたかった」

 五月二十七日の練習試合で頭に打球を受け負傷。一カ月以上、チームからの離脱を余儀なくされた。長期の離脱で、投球や打撃の感覚に微妙な狂いが生じたが、チームメートは「急がずにしっかり治せ」と声をかけてくれた。

 決勝でも好投した西村陸投手(三年)をはじめとする投手陣も日に日に層の厚みを増し「焦りはなかった」。

 今大会は4回戦から右翼手で復帰。準々決勝と準決勝ではマウンドにも上がったが、状態は「80パーセント」の仕上がり具合。思うようなプレーができず、ティー打撃などの自主練習で感覚を取り戻す努力を重ねた。

 この日の決勝は右翼手としてフル出場し、七回裏の守備では、右中間を破りそうな打球を左腕をめいっぱい伸ばして捕球する好プレーも見せた。

 プロ注目のエース右腕は春の甲子園で、九回裏2死一、二塁から、相手の主砲に逆転サヨナラ3点本塁打を浴び、初戦で敗れた。春夏連続の甲子園出場が決まり「今度こそ勝って、校歌を歌いたい」と雪辱を誓った。

  (山口登史)

 

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