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【第100回全国高校野球選手権大会・神奈川】

<熱球譜>春夏連続の夢ついえる 東海大相模3年・小松勇輝主将

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 「とにかくつなごう」。4点を追う六回裏1死一塁、直球に食らい付いた打球は右翼へ飛んだ。8打席ぶりの安打が二塁打になり、「よっしゃー!」とベース上でガッツポーズを繰り返した。

 春の選抜では、準々決勝の日本航空石川戦で先頭打者本塁打を放つなど、強力打線の切り込み隊長としてチームを引っ張った。「夏は甲子園で優勝を」。周囲の期待に、主将としてプレッシャーを感じるようになり、今大会は準々決勝まで打率2割5分と力を出し切れないでいた。

 「気負い過ぎるな」。門馬敬治監督が声を掛け、チームメートは「いつも通り、気合の入ったプレーをすればいい」と元気づけてくれた。そんな思いに応えたいと、無心で放った一打だった。

 走攻守とも超高校級。門馬監督は「今年は小松のチーム」と何度も口にした。春夏連続甲子園の夢は、ここでついえた。「監督さんは自分に懸けてくれた。甲子園に連れて行けず、残念です」と絞り出すと、目から大粒の涙がこぼれた。 (鈴木弘人)

 

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