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【第100回全国高校野球選手権大会・埼玉】

<熱球譜>逆転信じチーム鼓舞 川越東3年・高波寛生主将

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 「俺たちが打ち返す。自信を持って投げろ」。序盤でまさかの大量失点。だが、二塁からマウンドに駆け寄った主将は、悲壮感とは程遠い笑顔で味方投手を励ました。

 さらに点差が開いても笑顔はそのまま。逆転を信じて内野から声を出し続け、チームを鼓舞した。

 「打ち勝つ野球」が川越東の信条。選手らは冬場に一日1000スイングの練習で打撃力を磨いた。

 だからこの日も逆転を信じ、2番打者としても出塁を繰り返すが、得点には至らず。試合が終わると、チームを落ち着かせようとした笑顔は、ついに消えて涙がこぼれた。

 「チームの調子は良かっただけに、序盤の失点で焦ってしまった」。笑顔の裏で冷静に状況を分析し、打開を試みたが、及ばなかった。

 甲子園まであと二勝だっただけに、余計に悔いが残る。「後輩たちは、さらに打撃力を磨いて、今度こそ甲子園に行ってほしい」 (藤原哲也)

 

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