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【第100回全国高校野球選手権大会・埼玉】

<熱球譜>古豪復活を思わせる先制 上尾3年・小川竜太朗選手

鋭い打球を放ち、目で追う小川選手

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 「この打席に全てを懸ける」。チームのリードオフマンはまだ誰も使っていない真っさらな打者席で集中を高めた。

 投手が振りかぶって左足を上げる瞬間と、バットを構える瞬間が一致する。どんぴしゃり。完ぺきなタイミングで捉えた打球はお手本のような中前打に。2番打者の犠打で二塁に進み、3番打者の適時打で一気に生還。これまたお手本のような先制攻撃を決めた。

 家から自転車で5分。何度も練習を見に行き、幼い時から上尾の野球部が憧れだった。1984年以来甲子園出場を逃し、すっかり「古豪」という言葉が定着してしまった。

 昨夏の全国覇者から先制し、古豪復活を予感させた一戦。観戦に招いた地元の小学生に過去の自分を重ね「自分たちの試合で上尾を好きになってくれたら」とつぶやいた。8回目の甲子園出場。その夢を未来の後輩に託し、夏を終えた。 (牧野新)

 

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