トップ > 神奈川 > 1月29日の記事一覧 > 記事
【神奈川】二重被爆…核廃絶訴え続け 山口彊さんの記録映画上映
広島と長崎に投下された原爆の二重被爆者として知られた山口彊(つとむ)さん=二〇一〇年死去、享年(93)=の記録映画が二月五日、茅ケ崎市の市民文化会館で自主上映される。担当者は「上映を企画するさなか、東日本大震災に伴う福島第一原発事故が発生して驚きました。自らの体験から、核廃絶を訴え続けた山口さんの生き様を、映画を通じて感じ取っていただければ」と話している。 (加藤木信夫) 映画は「二重被爆 語り部山口彊の遺言」(一一年制作)。上映会を主催する「平和を考える茅ケ崎市民の会実行委員会」が、映像制作会社「タキシーズ」(東京都渋谷区)から借り受けた。 監督はアカデミー賞を受賞したことのあるジェームズ・キャメロン氏。同氏は〇九年、病床の山口さんと対面して映画制作を約束したといわれる。 映画パンフレットの中で、同氏はこう述懐している。「罪もない人々に原爆を投下した、それは恐ろしいことです。山口さん、あなたはそこにいて、すべてを目撃しました。あなたは選ばれた人なのです。二度と原爆を使ってはいけないというメッセージを伝えるために・・」 上映会は同館小ホール(定員四百人)で、五日午前と午後の計二回。入場無料。予約の必要はない。 関連して三〜五日、同館展示室で、当時の米軍カメラマンのジョー・オダネル氏が撮影した「原爆写真展」がある。問い合わせはいずれも市男女共同参画課=電0467(57)1414=へ。 山口彊さん 長崎市生まれ。三菱重工長崎造船所に勤務し、広島に出張していた1945年8月6日に爆心地から3キロ地点で被爆。大やけどを負ったが、避難列車で妻子の待つ長崎へ戻り、9日に2度目の被爆。2005年から長女のサポートを受け、核廃絶を訴える語り部活動をしていた。 PR情報
|