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【神奈川】

力強く「差別いらない」 ヘイトスピーチ根絶訴え川崎で市民集会

ヘイトスピーチの根絶を目指して開かれた市民集会で、手作りの横断幕を掲げて訴える在日コリアンの女性ら=川崎市川崎区で

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 在日コリアンらへのヘイトスピーチ(差別扇動表現)の根絶を目指す市民集会が二十三日、川崎市川崎区内で開かれた。市内外の市民団体でつくる「『ヘイトスピーチを許さない』かわさき市民ネットワーク」が主催。約三百人が参加し、「差別はいらない」と力強く声を上げた。

 在日コリアンが多く暮らす川崎市では、これまで計十一回のヘイトスピーチが行われてきた。今月三十一日にも予定されていることから、抗議の意思を示すため集会を企画した。

 市民団体「のりこえねっと」共同代表の辛淑玉(シンスゴ)さんが講演。ヘイトスピーチと闘ってきた経験を話し、「世代や民族を超えてつながり、『だめなものはだめ』と声を出して社会を一緒につくっていこう」と語った。

 地元の在日高齢者交流クラブ「トラヂの会」のハルモニ(おばあさん)たちは「長い時間をかけ、助け合って暮らす地域を築いてきた。今さら差別をまき散らさないで」と訴えた。在日三世の母を持つ中学一年の男子生徒(13)も登壇し、昨年十一月のヘイトスピーチを見たことに触れて「大切な人を傷つけることは許せない」と涙ながらに語った。

 最後に「差別と排除のない社会を形成することは市民と自治体の責務。これ以上、私たちの街でヘイトスピーチを行わせないことを宣言する」という決議文を採択した。 (横井武昭)

 

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