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【神奈川】

ノーベル平和賞ならなかったけど…9条世界に広めたい 受賞目指し活動 実行委会見

結果を確認し、平和賞に決まったコロンビア大統領に拍手を送る鷹巣さん(中央)ら=相模原市南区で

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 ノーベル平和賞の候補に挙がっていた「憲法9条を保持している日本国民」が受賞を逃した7日、活動を推進してきた相模原市の市民団体「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会が市内で会見した。「9条の持つ価値、平和実現のための手段としての重要性は変わらない」と強調し、活動継続への誓いを新たにした。 (井上靖史)

 この日夕、市内の会場で実行委スタッフや賛同する国会議員、大学教授ら数十人が集まり、大型画面で発表を見守った。結果は、内戦を平和的に終わらせたコロンビアの大統領に決定。一瞬の間の後、大統領をたたえる拍手が湧いた。

 「九条を保持する日本国民」が候補に挙がるのは三年連続。今年は推薦人が超党派の国会議員七十三人、国内外の大学教授百八人の計百八十一人と昨年の二倍以上だった。累計の署名数も昨年から二万人以上、積み上げて七十二万五十八人。三度目の正直に期待も高まったが届かなかった。

 活動の発起人で共同代表の主婦鷹巣直美さん(39)は逃した原因について「正直に言うと、憲法を守る政府になっていないのが一番のネック」と、憲法学者らが違憲の疑いを指摘する中で成立した安保法制などの影響を指摘した。

 今後については、毎週一回の勉強会や国会前デモ、安保法制に対する違憲訴訟などを通じて引き続き声を上げ「九条を守り、生かし、世界に広めていきたい」と述べた。

 石垣義昭共同代表は「欧州連合(EU)は加盟国同士で戦争しないという精神で設立され、それにノーベル平和賞が与えられた。東アジアも緊張を高めるのではなく、互いに心寄せ合えるような運動を展開していきたい」と強調。推薦人で名古屋学院大の飯島滋明教授(憲法)は「九条の大切さは世界で認識されている。推薦人や賛同者を集めたりして運動を広げていきたい」と述べた。

 

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