東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 神奈川 > 記事一覧 > 10月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【神奈川】

「絵巻寿司」技能検定で教える人育って 横浜に協会発足

忍者や梅の花をかたどった絵巻寿司=中区で

写真

 ノリでくるりと巻き、包丁で切ると、断面にきれいな花の模様−。見て楽しく食べておいしい「絵巻寿司(ずし)」を広めようと、絵巻寿司検定協会(横浜市中区)が発足した。会長の中矢千賀子さん(64)=同市南区=は「絵巻寿司は、食卓に笑顔をもたらす。この喜びを多くの人に知ってもらいたい」と期待している。 (梅野光春)

 九月下旬、横浜市中区で開かれた「絵巻寿司技能検定2級」には、主婦ら十人が参加した。講師の指導で絵巻寿司四種類を作り終えれば認定証をもらえる。

 できあがりの断面が梅の花になる「紅白小梅」は、細い巻きずし五本を束にしてもう一度、ノリで巻く。切ると花びら五枚の梅の花のよう。酢飯に梅肉などを混ぜると紅梅になる。イメージ通りに作るコツは「巻きすを目の高さに持ち上げて、断面を確認すること」(中矢さん)という。

 横浜市青葉区のパート佐々木美紀恵さん(46)は、絵巻寿司初挑戦で検定2級の認定を受けた。「切ってから、断面に図柄が出てきた時の感動がたまらない。難しいと思っていたが、少しずつ手順を踏めばできると分かった」とうれしそう。指導の補助に当たっていた藤原和江さん(31)=川崎市幸区=は「ハロウィーンにはカボチャ、クリスマスにはサンタクロースなど、季節の行事を絵柄で表せる」と魅力を説明する。

 検定は協会を設立した八月に始まり、既に約六十人が2級に認定された。2級検定は今後も横浜市内で月二回のペースで開かれる。1級検定の初回は、都内で来年四月に実施予定。中矢さんは「技術の高い人に1級を取ってもらい、絵巻寿司教室を開く契機にしてほしい」と話す。

 中矢さん自身、絵巻寿司教室に通った後、八年前に横浜市南区で教室をはじめた。最初は三、四人だった生徒は年間千三百人に増えた。レシピは百三十種類。これだけ経験を重ねても「絵巻寿司を切り、中を見るときはドキドキわくわくする」と笑顔を見せる。

 問い合わせは事務局=電045(319)4020=へ。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報



ピックアップ
Recommended by