東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 神奈川 > 記事一覧 > 12月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【神奈川】

藤沢市「10大ニュース」中止 市職員不祥事上位を警戒?

今年を表す漢字に「基」を挙げた鈴木恒夫市長=藤沢市役所で

写真

 藤沢市は、年末恒例の「市民が選ぶ今年の十大ニュース」の発表を取りやめた。代わりに発表したのは、月ごとの主なトピックス。市職員からは「横領など職員の不祥事が相次ぎ、十大ニュースの一番手になるのを警戒したのでは」との指摘も上がっている。

 藤沢市は長年「十大ニュース」を発表し、広報誌で紹介。昨年までの三年間は、市がいくつかのニュースを候補として提示し、市民が選ぶ形式を取っていた。しかし、今年は「マイナンバー制度の運用開始」(一月)「マスコットキャラクター『ふじキュン』登場」(五月)など、一〜十二月までの各月の主な出来事を紹介する方式に変更した。

 発表方法の変更について鈴木恒夫市長は「人によってニュースの比重が違う。市民それぞれにこの一年を振り返ってほしいと思った」と説明する。しかし、千票近くの投票があった年もあり、十大ニュースの投票は、好評企画だった。このため、突然の取りやめに「不祥事の続発が上位に入るのを避けようとしたのでは」という見方もある。

 一方、鈴木市長は今年一年を象徴する一文字に「基」を選び、「不祥事で基盤が揺らいだ。基本、基礎に立ち返りたい」と説明。印象に残った出来事については「市内に三つの文化施設が完成」「市民も活躍したリオ五輪・パラリンピック」に加えて「不祥事の責任を取り、市長給料過去最大の減額」(九月)も挙げた。市長の内心では、相次ぐ不祥事が「トップ3」入りを果たしたようだ。 (布施谷航)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報