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【神奈川】

深海生物の不思議に触れて 新江ノ島水族館「ホネクイハナムシ」公開

水槽の底に沈む鯨の骨に穴を開け、栄養分を吸収するホネクイハナムシ=藤沢市の新江ノ島水族館で(同水族館提供)

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 海底に沈んだ鯨の骨などから栄養を吸い取る深海生物「ホネクイハナムシ」の公開が、藤沢市の新江ノ島水族館で始まった。死骸に群がる生態から「ゾンビワーム(虫)」とも呼ばれる動物の仲間で、国内で公開されるのは珍しいという。

 ゾンビワーム類は二〇〇四年に初めて、米国・カリフォルニア沖で見つかった環形動物。現在、世界で約十一種が確認されており、いずれも海底の鯨の骨から見つかっている。体の一部から酸や消化酵素を分泌して骨を溶かして、栄養を吸収しながら、内部に入り込んでいくという。

 水族館で公開されたホネクイハナムシは、〇六年に鹿児島県沖の二二五メートルの深海で、海洋研究開発機構が採集した。機構と水族館が共同研究していることから、公開が決まった。

 水族館は、深海生物の展示・公開スペースで、鯨の骨に巣くっている様子を紹介。担当者は「詳しい生態は、分かっていない部分もある。深海の不思議な生物を多くの人に見てもらいたい」と話していた。 (布施谷航)

 

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