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【神奈川】

高級ブランド魚「松輪サバ」 県水産技術センターが漁獲量の予測手法開発

鮮度が良く、脂が乗った松輪サバ(県水産技術センター提供)

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 高級ブランド魚「松輪サバ」の漁獲量を予測する手法を県水産技術センター(三浦市)が開発した。海の水温や塩分濃度などから漁期前に好不漁を判断できるようになり、漁業効率のアップにつながる。

 松輪サバは夏から秋、主に東京湾周辺で取れ、三浦市松輪地区の漁港に水揚げされるマサバ。一本釣りで人が手を触れずに氷で冷やし、水揚げから出荷まで短時間でこなすため鮮度は抜群だ。標準的なサバの一・五倍の脂が乗っておいしく、東京・築地やサバを生で食す関西方面などに高値で出荷される。

 予測手法は(1)五月の伊豆半島東岸定置網のマサバの漁獲量(2)六月の大島周辺の塩分濃度(3)八月の東京湾の水温−という三つの要因を分析し、予想される漁獲量を割り出す。たとえば伊豆の漁獲量が少なく、塩分濃度と水温がともに高いと不漁になると判断する。

 松輪サバの漁獲量は変動が激しい。手法を開発した武内啓明(ひろあき)さんは「漁期前に好漁と分かればサバ漁に集中し、厳しそうなら漁を控え、他の魚の漁に切り替えたりして漁の効率化につながる」と期待する。

 センターは六月にホームページでサバの漁況予報を速報し、八月には本報を公表する予定。 (加藤寛太)

 

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