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【神奈川】

「共謀罪」法案閣議決定 「あきらめず成立阻止を」

市民団体が県内13カ所で行った「共謀罪」法案の是非を問うシール投票では、6割以上が「反対」に投じた=2月、横浜市港南区で

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 「あきらめず成立阻止を」−。「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案を政府が二十一日に閣議決定したことに、法案に反対する県内の市民団体から反発する声が上がった。反対の世論を盛り上げようと四月二日、横浜市中区の桜木町駅周辺でデモ行進が行われる。 (加藤豊大)

 鎌倉市の主婦、神谷扶左子さん(59)は「ぎりぎりまで声を上げよう」と二十一日朝、雨が降る東京・永田町の首相官邸前に立った。閣議決定の知らせを聞き「国のあり方に関わる重大なことが、これほど短時間で簡単に決まってしまうとは」と不安になったという。

 テロ対策が目的で、一般市民は取り締まりの対象にならないと政府が説明する法案について「集団的自衛権を力ずくで認めさせるなど、憲法や基本的人権を粗末にしてきた現政権の言うことは信じられない」と危ぶむ。

 市民団体「ストップ秘密保護法かながわ」は、これまで県内十三カ所で「共謀罪」法案の是非を問うシール投票をした。計三千二百五人が回答し、「賛成」二百八十四票、「反対」二千六十一票、「分からない」八百六十票だったという。

 同団体の中島まり英さん(79)=横浜市栄区=は、「分からない」が多かったことが気にかかると話す。「テロ対策や東京五輪・パラリンピックのためといった言葉に、国民の内心を取り締まるという法案の本質が隠されている」と指摘する。

 四月二日は、正午から桜木町駅前でリレー演説をした後、午後二時に出発。横浜ランドマークタワーや横浜赤レンガ倉庫前を通り、山下公園まで一時間かけデモ行進する。

 主催団体の一つ「市民連合横浜☆ミナカナ」の伊藤新(あらた)さん(69)=横浜市鶴見区=は「法案成立阻止のためできることはまだある。監視・密告社会にしてはいけない」と参加を呼び掛ける。問い合わせは伊藤さん=電090(4703)6422=へ。 

 

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