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【神奈川】

あふれる愛で野毛を応援!! 「のげやまくん」誕生6周年

のげやまくん(左)の6周年記念イラスト。頭に「6」の文字を描いた。隣にあーあくんもいる(作者提供)

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 横浜市の中、西両区にまたがる野毛地区を応援する「非公認」ゆるキャラ「のげやまくん」が六月二日に誕生六周年を迎える。これを記念して、作者の男性が本紙に描き下ろしののげやまくんを寄せた。これまで、ほとんど作者の自費で活動してきたが、六周年を前にファンクラブを創設。六月には、スタンプラリーや作品展も予定している。 (志村彰太)

 のげやまくんは、白くて丸い体で頭に「の」の文字を乗せたキャラクター。単純で誰でもまねして描けるようにしたという。言葉は「のげ」しか発することができず、友だちの「あーあくん」との掛け合いで、野毛地区の魅力を発信する。

 主な活動場所は、市が設置している公共掲示板とインターネット。二〇一一年、桜木町駅前の掲示板に、A4サイズの紙にのげやまくんを描き、ラミネート加工されたポスターが、突然姿を現した。ブログで野毛山動物園や商店街の催しをPR。短文投稿サイトのツイッターでは、野毛地区に関係する事柄をつぶやいた人に「のげ」とメッセージを送り、「変なキャラが絡んでくる」とツイッター利用者の話題になった。

 野毛地区への愛情に満ちた活動は徐々に共感を呼び、四年前にはファンの寄付を元に初めてぬいぐるみを製作。現在は公共掲示板以外にも、野毛地区の商店入り口などにイラストの展示場所を広げている。

 六周年を記念して、六月一〜三十日、寿町総合労働福祉会館(中区)でのげやまくんのイラストを集めた作品展を開く。クラウドファンディングのサイト「キャンプファイヤー」には、「ほそくながくのげやまくん」というファンクラブページを設けた。月額千円から会員になれ、のげやまくんの活動費に使われる。

掲示板に貼ってあるのげやまくんのイラスト=横浜市中区で

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 また、野毛地区周辺の二十五カ所にあるのげやまくんの貼り紙を巡り、そこに書いてある質問に答えてビンゴを埋めるイベントも準備している。

 一方、課題にも直面している。市は老朽化を理由に一四年度から公共掲示板の撤去を開始。のげやまくん「生誕の地」だった桜木町駅前の掲示板も、昨年撤去された。今でも西区や南区などの六十カ所の掲示板で見ることができるが、市は将来的に全ての掲示板を廃止する方針で、のげやまくんの主な活動場所の一つが姿を消すことになる。

 作者の男性は「活動場所がなくなるのは寂しいけれど、掲示板を使わせてくれたことに感謝している。これから、別の場所で皆さんと会えるように模索していく」と話している。

 

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