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【神奈川】

ファッションの東西交流 開港の地で変遷たどる 25日まで横浜美術館

和服の影響が見られるドレスなどが並ぶ会場=横浜市西区で

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 明治後半〜大正時代、横浜港で輸出入されたファッションに焦点を当てた企画展「ファッションとアート 麗しき東西交流」が、横浜市西区の横浜美術館で開かれている。原則木曜休館、二十五日まで。 (志村彰太)

 同美術館でファッション関係の展示をするのは初めて。広報担当の市川靖子さんは「幕末の開港後の貿易で、日本と欧米のファッションはそれぞれの影響を受けて変化した。その移り変わりを開港の地、横浜から見ようと考えた」と話す。

 会場には、衣服の保存・研究をしている京都服飾文化研究財団(KCI)所蔵のドレスや服飾品をはじめ、当時の流行が描かれた絵画や写真など計二百十一点が並ぶ。KCIのドレスのうち、十八点は初公開。横浜ゆかりの品物として、花鳥風月の立体造形を花器などに取り付けて焼き、豪華さを強調した陶器「真葛(まくず)焼」もある。

 高島屋の前身・飯田高島屋が、一九〇六年に輸出用として販売した室内着やコートなどは、クジャクやキクの刺しゅうが施され「和」を感じさせるが、形状に洋服の要素が入っている。欧州の作品では、振り袖のようなシルエットのランバンのコートや、刺しゅうでキクを描いたシャネルのコートなど、日本の美的感覚が採用されているものがある。江戸時代の着物を英国でリメークしたドレスもある。

 九日午後三時からは、同美術館やKCIの学芸員による解説がある。問い合わせは、横浜美術館=電045(221)0300=へ。 

 

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