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【神奈川】

横浜市長選 林市長が3選出馬表明 自公は早々に推薦へ

 横浜市の林文子市長が三選を目指して立候補表明した六日、自民党横浜市連は早々と推薦を決定。近く、党として正式決定する。公明党も推薦を検討。民主党時代の八年前、林市長を擁立した民進党は独自候補擁立を目指す一部勢力がおり、対応を決めかねている。共産党は月内に候補を発表したい考えだ。 (志村彰太)

 「議場で再び(市議の)皆さまにお目にかかり、共に横浜を大きく成長・発展させたい」。林市長は市議会本会議で大きな声で宣言した。これを受け、記者会見した自民市連の横山正人・市連幹事長は二期八年の林市政を「安定した運営だった」と評価し、「これからの横浜の発展のために共にやっていく」と応じた。

 自民市連はこの日、林市長と「成長戦略」「財政基盤強化」など七項目を盛り込んだ政策協定も結んだ。詳細な内容は後日、明らかにするという。横山幹事長は、市議会の最大会派として「しっかりと責任を果たす」と選挙戦をリードしていく意向を示した。

 公明党県本部も同日、林市長側から推薦依頼を受けた。ある公明市議は「週内には推薦を決められると思う」と話す。政策協定も準備しているという。

 民進党県連も推薦依頼を受けたが、対応は未定。カジノ誘致を巡り、林市長が昨年、「税収確保の有力な手段」などと前向きな姿勢を示したのを受け、江田憲司・党代表代行がカジノ反対の候補擁立を検討していることが影響している。

 民進市議は「党を割ることになれば、有権者の信頼を失う。一枚岩でいきたい」と、早期の林市長支援決定へ思いをにじませた。一方、別の民進市議は「江田氏は絶対に候補を出すと言っている」と話しており、予断を許さない状況。ただ、今月中旬までには党としての方針を決めるという。

 共産党は市民団体「市民の市長をつくる会」と共にカジノ反対の候補者擁立を予定。他党の協力も得て「野党共闘」を目指し、今月中旬に候補者を発表する。

 林市長は記者会見で、待機児童対策や企業誘致などの実績を強調した上で「やるべきことは山積している。これはチャンスでもある。全ての市民に寄り添う市政を目指す」と意気込みを語った。

◆既に立候補表明の長島さん「争点はカジノ誘致」

 林市長の三選出馬表明を受け、一月に既に立候補を明らかにしている元衆院議員の長島一由(かずよし)さん(50)は「対立軸を明確にして戦いたい」と話した。

 長島さんは連日、市内で街頭演説に立ち、有権者への浸透を図っている。五日は横浜駅西口で「既得権層としがらみのある政治のままでいいのか」などとこれまでの市政運営を批判し、「私はガラス張りの政治を目指している」と訴えた。

 再開発中の山下ふ頭(中区)への誘致が取りざたされているカジノに、長島さんは反対の立場。この日の演説では「市長選はカジノ誘致の是非が問われている」と声を張り上げ、カジノ誘致で「ギャンブル依存が増え、生活保護受給者が増える」などと書かれたビラを配布していた。

 長島さんは本紙の取材に「争点隠しか分からないが、林さんはカジノ誘致に最近、言葉を濁している。私は反対と明確にしていく」と話した。

 

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