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【神奈川】

鎌倉市の会計課長、権限ない部下に決裁許す パスワードなど教える

 鎌倉市の会計課長(58)が、市のコンピューターネットワークの財務会計システムに入る自分のIDやパスワードを、決裁権限のない課内の職員三、四人に教え、決裁させていたことが分かった。小礒(こいそ)一彦副市長が十九日、市議会六月定例会の答弁で明らかにした。市の公金管理、情報セキュリティーなどの内規に違反するとして、市は徹底的に調べる。

 内部告発を受けた長嶋竜弘市議が、一般質問で取り上げた。市によると、これまでの聞き取り調査で、会計管理者である課長はシステムを導入した三年前から、年三千六百件ほどの市の各課、各施設の電気料金、電話料金など金額が確定している公共料金の支払いで、行ったことを認めた。年五万二千件もの会計処理の件数が多すぎ、仕事が追いつかないためという。今のところ不正支出はない。

 鎌倉市では、市役所内での生活保護費の盗難、白紙請求書による不適切な事務処理をはじめ、不祥事が次々と明らかになり、市は総務部にコンプライアンス担当を置いていた。会計課内では今回、内規違反という認識で、改善を検討したものの、コンプライアンス担当に相談していなかった。

 他の不祥事の発覚も市議への内部告発がきっかけ。長嶋市議は「市に自浄能力がないので、職員は仕方なく市議に訴えるのではないか」と、松尾崇市長らを批判した。 (草間俊介)

 

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