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【神奈川】

横浜市長選 カジノ誘致は争点になるか

◆林さん 「あまりにも無理がある」

◆長島さん・伊藤大さん 「争点隠し」「矛盾」と批判

 七月十六日告示の横浜市長選に絡み、林文子市長(71)=自民、公明推薦=は二十一日の定例記者会見で「カジノ誘致が争点になるとの声がある」と問われ、「一つのことを争点にするのは、あまりにも無理がある」と、争点とするのに否定的な考えを示した。これに対し、立候補表明している元衆院議員の長島一由(かずよし)さん(50)、民進党横浜市議の伊藤大貴(ひろたか)さん(39)の二人は、取材に「争点隠し」「矛盾している」などと批判した。 (志村彰太)

 林市長は三選を目指して出馬を表明している。昨年までは、カジノは「税収確保のために必要」と述べるなど誘致に前向きな姿勢を見せていたが、今年になって「全くの白紙」と発言を後退させた。

 この日の会見では、その理由について、昨年末のカジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備推進法の成立後に「ギャンブル依存症がクローズアップされ、十分慎重に考えなくてはいけないと思った」と説明。市民のカジノへの意識は「特に女性で反対が多いと聞いている」と述べた。

 その上で「一つ一つの細かい事業をまとめるのが市政。(選挙戦では)全体としての取り組みを市民に訴えていく」と話し、二期八年の評価が「争点」になるとの見方を述べた。

 これに対し、カジノ誘致反対を唱えている二人からは批判が相次いだ。

 長島さんは「争点を隠したいのだろうが、そもそも何が争点になるかは、有権者が決めること」と指摘。その上で「私が街で政治活動をしている印象として、有権者のカジノへの関心は高い」と話した。

 また「林さんは八年間の成果を有権者に問うと言っているが、これからの四年を選ぶのが市長選だ」と語った。

 伊藤さんは「林さん自身も待機児童解消を訴えて二期目の選挙を戦った。『一つの問題で選挙を戦うのは無理がある』という林さんの言い分は矛盾している」と批判。「カジノ誘致は都市計画にも、シビックプライド(市民としての誇り)にも関わる。一つの問題ではなく、市の根本に関わる問題だ」と指摘した。

 

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